今回は、2023年8月22日にエレクトロニック・アーツから発売された「アヴェウムの騎士団」のレビューをしたいと思います。
概要
アヴェウムは崩れつつある…
力を呼び起こし、エヴァーウォーを阻止し、世界を救え。「アヴェウムの騎士団」は一人称視点の1人プレイ用魔法シューティングゲーム。
ジャックが深淵の危機に瀕した世界を救うために、バトルメイジの精鋭部隊に加わるジャックの物語を描く。
アヴェウムの騎士団公式サイトより引用
メーカー | エレクトロニック・アーツ |
発売日 | 2023年8月22日 |
プレイ人数 | 1人 |
ジャンル | FPS |
CERO | C |
対応機種 | PS5/Xbox Series X|S/PC |
特徴
最初に、「アヴェウムの騎士団」の特徴について紹介したいと思います。
魔法×FPS
FPSというと銃を撃つミリタリー系が多いですが、本作は魔法を撃つFPSになっています。
魔法には大きく分けて3種類(青魔法/赤魔法/緑魔法)があり、それぞれミリタリー系でいうと
・青魔法:アサルトライフル、万能型
・赤魔法:ショットガン、単発高威力型
・緑魔法:サブマシンガン、低威力連射型
といった形で性能が分かれており、得意不得意や場面によって使い分けができるようになっています。
箱庭型ワールド
本作のマップはオープンワールドではなく、複数のエリアが分かれており、各エリアごとにマップが広がっている箱庭型のワールドマップになっています。
育成要素
本作には、スキルや装備の育成要素もあります。
育成要素には、昇華の力といわれる経験値を利用して各魔法の威力の強化などが行えます。
また、キャラクターの育成要素として、武器防具の装備要素があり、装備にレア度がありレア度が高いほどステータスが高かったり、素材を使用して装備の強化などが行えたりできます。
因みにRPGでよくあるキャラクターのレベルというのはありません。
評価
個人的★評価
ストーリー | |
グラフィック | |
サウンド | |
システム | |
総合評価 |
良かった点、気になった点
・ファンタジーの世界観の雰囲気が出ていて良い
・魔法の種類が多くて戦術を立てたりできて良い
・マップは結構多め広めで探索し甲斐がある
・アクション性を求められるが、FPSなので操作しづらい
・グラフィックが全体的にぼやけているので見づらい
・メインストーリーは短めで、サブクエストもない
以降、詳しく書いていきたいと思います。
良かった点
ファンタジーの世界観の雰囲気が出ていて良い
本作独自の魔法のあるファンタジーの世界観の設定が作られていて良かったと思います。
またファンタジーゲームでよくある独自の用語については、用語辞典内で説明がされているかつ、ストーリーの進み具合に合わせて内容が時系列で更新がされていくのは、ストーリーの内容が追いやすくて良かったです。
魔法の種類が多くて戦術を立てたりできて良い
基本的な攻撃は3種類の魔法での攻撃ですが、魔法らしい魔法もちゃんと用意されています。
魔法の種類の中には敵を一か所に集めたり、敵を爆発で吹き飛ばしたり、敵に魔法の球を集中砲火したりと豊富かつ戦略性もあるのが楽しく良かったと感じました。
マップは結構多め広めで探索し甲斐がある
オープンワールドではないですが、1つのエリアの全体マップが広めで隠しアイテムの謎解きなどがあり、マップの探索のし甲斐があります。
また、エリアの種類も豊富にあるのでエリアごとに新鮮さを感じられて良かったです。
気になった点
アクション性を求められるが、FPSなので操作しづらい
キャラクターの全体像が見れるTPSのアクションとは違い、FPSのアクションだと周りが見えない為、ゲームの難易度が上がっていると感じました。
特にFPSだと足場が見えないので、ワイヤーアクションなどの空中移動時にちゃんと着地ができずに落下することがあったりと、ストレスを感じるところが多かったです。
グラフィックが全体的にぼやけているので見づらい
私はXBOXでプレイしていたのですが、全体的にグラフィックがぼやけていて見づらく、エイムに集中するFPSゲームとしてはストレスを感じました。PS5でプレイしたらまた違うのかもしれませんが。。。
メインストーリーは短めで、サブクエストもない
メインストーリーはおおよそ20時間ぐらいでクリアできるボリュームとなっており、シングルプレイのボリュームとしては少し少な目かなと感じます。
また、固有名のNPCは多く存在しているが会話のみでNPC関連のサブクエストも特になく、マップの探索がボリュームの大半を占めているのは、世界観がある分もったいなく感じました。
まとめ
いかがだったでしょうか。話題の魔法×FPSゲーム「アヴェウムの騎士団」。
広大なマップに世界観やキャラクター、魔法でのFPSなど楽しめる要素があるだけにメインストーリーのボリュームの少なさやサブクエストなどがなく、中身がないのがもったいなく感じました。
定価では割高に感じてしまいますが、半額になっていれば価格分遊べるゲーム。執筆時点では新品1000円で販売されているので、この値段であれば文句なしだと思います。
気になっている人はプレイしてみてください!