今回は、2024年3月27日にDear Villagersから発売された「テラメモリア」のレビューをしたいと思います。
概要
メーカー | Dear Villagers |
発売日 | 2024年3月27日 |
プレイ人数 | 1人 |
ジャンル | RPG |
CERO | A |
対応機種 | PS5/Xbox Series X|S/Nintendo Switch/PC |
特徴
最初に、「テラメモリア」の特徴について紹介したいと思います。
HD-2D調

本作は3Dと2Dのドット絵で描かれたゲームになっています。
フィールドは3Dで、キャラクターは2Dのドット絵で表現されていて、UIなどシステム面はシンプルな平面絵で作られています。
タイムラインコマンドバトル

バトルシステムは、タイムラインで行動順が決まり、行動をコマンド選択するシステムです。
バトルは、メインキャラ3人とサポートキャラ3人の6人編成で行います。
敵にはシールドが張られており、必要数弱点属性を突いてシールドを壊すことで効率的に敵を撃破できるようになっています。
サポートキャラの効果は、メインキャラの攻撃属性を変化させたり、単体魔法を全体魔法に変えたりと様々です。どのメインキャラにサポートキャラを組み合わせるかで戦略を変えられます。
探索要素

本作には物語を彩る、クラフトや料理、拠点建設、パズルなどといった多種多様な要素があります。
クラフトはバラメータ強化用のバッチ(装備)を作成できたり、料理はリズムゲーム形式で行われ、成功するとパーティ全員のHP最大値をアップさせることができます。
拠点建設は、川や道、家などに加え、住民も自由に配置することが可能で自分だけの街づくりができます。
また、道中で見つけることができるパズルゲームをクリアすることで新たなスキルが習得できるなど、これも物語を彩る要素となっています。
評価
個人的★評価
ストーリー | |
グラフィック | |
サウンド | |
システム | |
総合評価 |
ストーリー

メインストーリークリアまでのプレイ時間は、およそ20時間前後です。
舞台は「テラ」と呼ばれる世界で起こるエネルギー不足と突如人々を襲い始めた古代機械などの問題を解決すべきそれぞれの主人公が冒険へ出ます。
シナリオは王道と素直に楽しめる反面、世界観や用語の説明が一切ないまま物語が進むため置いてきぼりをくらった感じを受けました。さらに日本語が機械翻訳に近いところもあり理解に時間がかかるのも要因だと感じました。
メインストーリーはあまり長くないのですが、サブクエストやミニゲームなどの探索要素が充実しているため長く楽しめる点は良かったです。
グラフィック

ドット絵のクオリティは高く、キャラクターたちがよく動いて楽しめます。
魔法のエフェクトや焚き火や町の明暗の演出なども、シンプルながらもHD-2Dの美しいエフェクトが楽しめてよかったです。
各地で手に入るガイドブックも非常に凝っていて、平面絵、アートワークに対して細かいところにもこだわりを感じます。
また、会話での言葉の強さによって吹き出しの表示方法を変える会話効果があり、物語をより楽しめてよかったです。
サウンド

音声はなく基本的に会話はSEがメインです。
フィールドBGMや戦闘BGMも豊富に用意されており物語をより楽しめる演出がなされていて良かったと感じました。
システム

クラフトや料理、拠点建設、パズルにサブクエストなどの多種多様な要素があり、それぞれやりごたえがあって良かったです。
また、ジャーナルの代わりに「ガイドブック」という形で、地域ごとの情報や登場人物が纏められているのは面白いシステムでした。
細かいところですが、クエストごとに進捗などを確認できるのは親切でよかったと感じました。
ただ、セーブスロットが一つしかなく、手動とオートセーブとで共用なのは不便でした。
まとめ

いかがだったでしょうか。3Dとドット絵で織りなすコマンドRPG「テラメモリア」の評価・感想でした。
メインストーリーの時間は少し短めで翻訳に不自然に感じる部分はありますが、BGMやグラフィックの演出などしっかり作られているので、2,500円という価格で遊べると考えると価値はあると思います。
サクッと遊べるHD-2D調のコマンドRPGとして価格分の価値はあると思うので、雰囲気が気になっている人は是非プレイしてみてください!