今回は、2019年12月12日にRemedy Entertainmentが開発し、505 Gamesから発売された「Control」のレビューをしたいと思います。
・独特な雰囲気、演出が良い!
・武器、超能力での戦闘が楽しい!
・スキルなどのカスタマイズ要素が豊富
・難易度が高いかつ難易度設定が無い
・ボスというボスがメインストーリーにはいない
・ストーリーの設定が難解で直ぐには理解できない
以降、詳しく書いていきたいと思います。まずは、ゲーム概要から紹介します。
概要
未知の世界を切り開け
異世界の脅威に侵略されたニューヨークの機密機関で、
あなたは新たな指揮官として「CONTROL」を取り戻すため立ち向かう。「Remedy Entertainment」が送る超能力を駆使して戦う三人称視点のアクションアドベンチャー。
超能力、カスタマイズ可能な武器、様々に変化する戦場のすべてを駆使して、予測不能な世界に挑め。「CONTROL」は主人公「ジェシー・フェイデン」のストーリーであり、彼女が指揮官として成長していく過程が描かれる。
Control公式サイトより引用
「CONTROL」の世界ではジェシーが物語の中で出会う人物たちにも、個別のストーリーが存在する。ジェシーは他の局員たちと共に協力し、不可解な実験や秘密を暴いていく。
メーカー | 505 Games |
発売日 | 2019年12月12日 |
プレイ人数 | 1人 |
ジャンル | TPS、アクションアドベンチャー |
CERO | D |
対応機種 | PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch/PC |
システム
次に、Controlのシステムについて紹介したいと思います。
SF・オカルト
本作は、ストーリーのテーマとしてSF・オカルトのジャンルとなっています。架空の組織「SCP財団」から着想を得ていており、SCP財団の「自然法則を逸脱した異常な生物・物品・現象・場所の捕捉・研究を世界政府より委任された秘密組織」という設定通り、本作には「連邦捜査局」という組織が舞台となっています。
また、オカルトということで、あらゆるものが不気味でホラー要素も少しあります。
サービスウェポン
本作は、サービスウェポンと呼ばれる拳銃の武器を使用して戦います。武器自体はこの拳銃1つになります。
武器はサービスウェポンと呼ばれる拳銃1つですが、サービスウェポンの形状をいくつにも変更でき、「通常」「連射」「粉砕」「貫通」「爆破」と色々形状を変更できるようになっています。
他のシューティング作品でいうと、それぞれ、
「通常」:バンドガン、「連射」:サブマシンガン、アサルトライフル、「粉砕」:ショットガン、「貫通」:スナイパー、「爆破」:ロケットランチャー、といったところですね。
※追加DLC「AWE」で「サージ」と呼ばれる、射出型の粘着爆弾の武器が追加されました。
武器はサービスウェポンと呼ばれる拳銃1つではありますが、形状を変更できるシステムによって他のシューティングゲームと同じように多種の武器で遊べるようになっています。
超能力
本作のメインともいえる超常現象、その超能力をなぜか主人公が使用できます。
超能力の種類も多種あり、オブジェクトを引き寄せ持ち上げたり、敵にぶつけて攻撃したり、
壁のシールドを作り出し、敵の攻撃を防いだり、
空中に浮いて、高所に移動したり、空中から攻撃したりできます。
また、敵を洗脳して味方にすることが出来たり、良くあるアクション要素の緊急回避もあり、単距離を瞬間移動します。
次からは、良かった点、悪かった点、それぞれ紹介したいと思います。
良かった点
独特な雰囲気、演出が良い!
独特な演出、ステージが薄暗く、コントラストがはっきりしているのが不気味な雰囲気を出ていて良かった。
また、映像もリアルであり綺麗で、それがより不気味な雰囲気を出していて良かったと感じました。
武器、超能力での戦闘が楽しい!
多種多様な武器、超能力で戦うアクション性がなかなか楽しいです!
また、超能力を使用してブロックの壁を使ったり、爆発物を持ち上げ敵にぶつけた際の爆発で地形が破壊されるのは爽快感があって、そこも戦闘が楽しめた点ですね。
スキルなどのカスタマイズ要素が豊富
スキル要素も色々あり、「能力(パラメータ強化)」「キャラクター強化」「武器強化」があります。
「能力」では、主に主人公の基礎能力の強化を行うことができます。体力の増加やスタミナの増加、浮いていられる時間の増加、さらに敵を持ち上げて敵に投げつけられるようになったりします。
「キャラクター強化」では、エネルギー(スタミナ)の回復速度を上げたり、各種特殊能力を使用する際に消費するエネルギー(スタミナ)の消費量を減らしたり、良く使用する特殊能力を優先して強化したりと自身の戦闘スタイルに合わせてキャラクターを強化することができます。
なお、セットできる強化アイテムは最大3つまでとなっています。
また、「武器強化」も行えます。「キャラクター強化」と同様、それぞれの武器種に最大3つまで強化アイテムをセットすることができます。
「武器強化」には、リロード側を速めたり、連射力を上げたり、武器に対する様々な強化を行えるようになっています。
このようにスキル強化と一言で言っても、様々なカスタマイズができるのが良かったと感じました。
悪かった点
難易度が高いかつ難易度設定が無い
本作には、よくある「イージー」「ノーマル」「ハード」のような難易度調整がありません。その為、普段シューティングゲームが苦手な方には難易度が高いゲームとなっています。
その上、死にゲーかな?と感じるぐらい戦闘の難易度が高いです。特に、回復アイテムが無く、基本敵にダメージを与えないと回復できないのが、かなり難易度を高めていると感じました。
しかしその後、あまりにも難易度が高かったからなのか、無料コンテンツアップデートでアシストモードが追加されました。
アシストモードでは、オートエイム、不死身、一発キルなどチートのような設定が可能になっています。
難易度調整としては極端ですが、ゲームをクリアできないということは回避できるようになりました。
ボスというボスがメインストーリーにはいない
少しネタバレになるのですが、メインストーリー上にはラスボスみたいな敵は存在しません。
ラストダンジョンも汎用的な敵の強化版が出るだけになっており、結構あっさり終わります。そこが少し残念でした。
一応、大型のボスもゲーム内に存在はしているのですが、サイドクエストかDLCにしか存在しません。
また、クリア時間については、サイドクエストなどは行わず、メインストーリーだけだとおおよそ15時間ぐらいでクリアできると思います。
サイドクエストなど豊富で遊びがいはありますが、メインストーリーで15時間は少しボリューム不足とも感じました。
ストーリーの設定が難解で直ぐには理解できない
SF・オカルトというジャンルに加えて、ゲーム独自の名称が多く、(一応、「研究と記録」という辞書的な要素で名称の説明がありますが、)理解するのが中々大変です。
メインストーリーの最後の方で謎が解けてきて、やっとなんとなく理解ができるレベルに難しいです。
パルスのファルシのルシがパージでコクーン状態です。
まとめ
まとめとしては、SF・オカルトチックな不気味な雰囲気が好きな方、超能力を使用してのアクション、シューティングゲームが好きな方には刺さるゲームなのではないでしょうか!
アクションシューティングゲームが苦手な方にも公式合法チームシステムがある為、クリアできないということもないので、独特の雰囲気のゲームを堪能できると思います。
また、「Control2」の開発が開始されているようで、まだまだ先でしょうけど発売が楽しみですね!