今回は、2023年2月22日にSEGAから発売された「龍が如く 維新!極」のレビューをしたいと思います。
・極にて追加された新機能が盛り沢山で面白い
・シリーズキャラが多数登場し、ファン向け要素があって楽しい
・史実との巧妙な組み合わせが幕末好きには堪らない
・敵も必殺技を使用するので難易度が高い
・システム面で不便さや必要性を感じない部分がある
・旧キャストの船越英一郎と高橋克典が恋しい
以降、詳しく書いていきたいと思います。まずは、ゲーム概要から紹介します。
概要
かつて日本には、英雄がいた。
かつて”侍”が統治した日本が、激動の時代を迎えた、幕末。
帝を中心とした国家を築こうとする大勢の志士たちが
“倒幕”や海外勢力を退ける”攘夷”という理想を掲げ、京に集まる中、
世の中を変えるためでもなく、
ただ復讐のためだけに生きる一人の男がいた。『坂本龍馬』
時代を駆け抜けた英雄・坂本龍馬、
龍が如く維新!極 公式サイトより引用
もう一つの伝説が今始まる。
メーカー | セガ |
発売日 | 2023年2月22日 |
プレイ人数 | 1人 |
ジャンル | アクションアドベンチャー |
CERO | D |
対応機種 | PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/PC |
特徴
次に、「龍が如く 維新!極」の特徴について紹介したいと思います。
幕末・新選組
時代は、現代・神室町から打って変わって、幕末。
徳川幕府による絶対的な支配が300年にもわたって続いていたが、その支配も黒船来航によって大きく変わってしまう。
異国の圧倒的な国力に抗うすべを持たない幕府に、時の侍たちが見逃すはずもなく、”倒幕”や海外勢力を退ける”攘夷”という理想の下に乱世の時代を歩んでいた。
そんな中、剣の修業を終え、江戸から帰ってきた「坂本龍馬」はとある理由から「斎藤一」として新選組に入隊することになる。
武器・刀と銃、そして必殺技
本作では、攻撃手段として「刀」「刀+短銃」「短銃」「拳」での戦闘スタイルで戦います。
「刀」での戦闘スタイルではガードをして刀や銃を防げますが、「刀+短銃」ではガードができない代わりにスウェイで攻撃を回避しやすいなど、それぞれに特徴があります。
また、極からの追加要素として、ヒートアクションとは別に新撰組隊士による必殺技も追加されています。
新たな舞台・京
本作のメイン舞台は、京が舞台になっています。幕末の京ということで建造物や服装など、ありとあらゆるものがその時代を表しています。
また、夜には橙色に輝く提灯の光が、その時代の雰囲気をよりよく感じさせてくれています。
次からは、良かった点、悪かった点、それぞれ紹介したいと思います。
良かった点
極にて追加された新機能が盛り沢山で面白い
極にて追加された要素として、「バトルダンジョン」「隊士能力」「サブストーリー」が大きな要素として追加されました。
「バトルダンジョン」では、雑魚敵を倒しながらダンジョンを進んで行き、奥にいるボスを倒すとクリアというダンジョンゲームで、主に金策や素材集めの要素として追加されました。
また、「サブストーリー」もいくつか追加され、「隊士能力」は、必殺技や主人公のバフ要素となっており、ボリュームが大きく追加されています。
シリーズキャラが多数登場し、ファン向け要素があって楽しい
主要キャラ達を7までの過去作で再構築されていることはもちろんのこと、先述の「隊士能力」でも7の主人公である春日一番など登場し、「サブストーリー」ではタツ姐が登場したりと、過去作をプレイ済みの人には楽しめる要素が満載となっています。
史実との巧妙な組み合わせが幕末好きには堪らない
「ペリー来航」「池田屋事件」「薩長同盟」「近江屋事件」「大政奉還」など幕末に起こった出来事を実際の歴史上の人物の名前での龍が如くシリーズのモデルを使用しているので歴史を学べつつ楽しむことができます。
また、実際の歴史上の人物と龍が如くシリーズのキャラクター達とのイメージがマッチしていることも「龍が如く 維新!極」を楽しめる要素でした。
沖田総司が真島の兄さんとか違和感があるのになぜか納得してしまうキャスティングの妙が良いです!
悪かった点
敵も必殺技を使用するので難易度が高い
極追加要素の隊士能力によって、刀や銃での攻撃以外にも必殺技が追加されましたが、この必殺技はボス敵も使用してきて、まともに受けると異常なダメージを食らうことになります。
その為、一撃死に近いことも頻繁に起き、戦闘の難易度が上がったのでアクションが苦手な人には難しく感じるでしょう。
システム面で不便さや必要性を感じない部分がある
戦闘で使用する刀や銃は、「武器生成」というシステムで派生武器を生成し、攻撃力上げていくことができます。
ただ、ストーリーを進めていくと自動で強い武器が手に入るので、あまり「武器生成」を行うことはなかったです。
また、鍛冶屋レベルを上げなければ派生武器がアンロックされなく、かなり時間とお金を消費するのも加えて、やり込み要素以外、必要性をあまり感じませんでした。
また、マップについてですが、本作ではマップが複数マップあるのですが、今いるマップから違うマップへ移動する際、移動先のマップが表示されないので移動先がどこなのかわからないという点、少し不便に感じました。
旧キャストの船越英一郎と高橋克典が恋しい
「龍が如く 維新!」では、フェイスキャプチャーを使用して出演していたキャストとして、船越英一郎さんと高橋克典さんが出演されていました。
お二人ともいい演技で個人的にかなり好きだったのですが、権利の問題なのか0の人気にあやかりたいのか、本作では出演されていないのは残念でした。
まとめ
いかがだったでしょうか。グラフィックが向上し、極要素が追加された「龍が如く 維新!極」。
ストーリーはシリーズ変わらずドラマティックであり、演出・音楽共に良かったと感じました!
とはいえ、極としての追加要素は、「バトルダンジョン」「隊士能力」「サブストーリー」のみですので、「龍が如く 維新!」未プレイの人にはオススメできますが、私のように既に極ではない方をプレイ済みの人には物足りない作品のように感じる部分もあります。
「龍が如く 維新!」は海外では発売されておらず、海外からリメイクの要望も多かったということで、極にするタイミングで海外への展開をメインとした作品ですので、しょうがない部分もありなんですね。
、、、で、「見参!」はいつですか?
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