今回は、2022年8月25日にアトラスから発売された「ソウルハッカーズ2」のレビューをしたいと思います。
・キャラクター、背景、UIなどがオシャレ
・シンプルなコマンド式戦闘バトル
・システム面で痒い所に手が届く丁寧さ
・ダンジョン探索が面倒くさい
・主要キャラクターが少なく、悪魔も個性が無い
・「デビルサマナーシリーズ」ではなくなった
以降、詳しく書いていきたいと思います。
概要
まずは簡単に「ソウルハッカーズ2」の概要から紹介したいと思います。
「ソウルハッカーズ2」は、ナンバリングが付いている通りソウルハッカーズの第2作目になります。
第1作目の「デビルサマナー ソウルハッカーズ」は、1997年11月13日にセガサターンから発売されました。その後、1999年4月8日にPlayStation、2012年8月30日にニンテンドー3DSに移植されました。
ソウルハッカーズ以外にも、デビルサマナーシリーズの作品があり、「真・女神転生デビルサマナー」「デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 超力兵団」「デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 アバドン王」などが発売されました。
メーカー | アトラス |
発売日 | 2022年8月25日 |
プレイ人数 | 1人 |
ジャンル | RPG |
CERO | C |
対応機種 | PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/steam |
ストーリー
世界の終焉を破却しろ
人類の未来は、彼女の手に託された
テクノロジーの最果てより生まれた
Aion(アイオン)の二人「リンゴ」と「フィグ」今より少し先の未来。世界は人知れず崩壊の危機にあった。
ソウルハッカーズ2公式サイトより引用
人の世を見守る人智を超えた存在「Aion」の「リンゴ」と「フィグ」は、終焉を回避するため、人の世界へと降り立つ──。
オープニング
次にソウルハッカーズ2のオープニング曲を紹介します。個人的に、このオープニング曲好きですね!
曲名 | Hopeless call |
作編曲 | 岡部啓一 |
作詞 | 瀬尾祥太郎 |
歌 | NAHO |
システム
次にソウルハッカーズ2の特徴的だった点も紹介したいと思います。
デビルサマナー・悪魔
デビルサマナーとは、悪魔を召喚し使役する者たちの総称で、今作では、伝説のデビルサマナー葛葉一族を擁する「ヤタガラス」とデビルサマナーが多く所属している「ファントムソサエティ」という2つの組織が存在します。
悪魔とは、本作では必ずしも邪悪な存在ではなく、神話に出てくる神や偉人なども悪魔と総称しています。ですので、神話などが好きな方は聞いたことのある名前が出てきたりします。

過去シリーズ作をプレイしたことがある方は馴染みがあると思いますが、新しい悪魔を生成、合体が出来る場所は「業魔殿」で出来ます。業魔殿の主もシリーズのお馴染みのヴィクトル(cv.銀河万丈)です。

COMP
COMPとは、悪魔召喚プログラムがインストールされたガジェットの総称で、所謂キャラクターの武器になります。
余談ですが、過去作では銃型をしていたのでGUMPとも呼ばれています。

眼帯のゴスロリ姿の私好みの美少女(タタラたん)が出迎えてくれます。因みに、ちゃんと「タタラたん」と呼ばないと怒られます。

今作は、武器を買い替えるのではなく、敵などから取得できる素材を使用し武器をカスタマイズすることで、新たなスキルを取得したり攻撃力を上げたりすることが出来るようになっています。
ソウルレベル・ソウルマトリクス
ソウルレベルとは、リンゴと仲間たちとの親密度を表しており、ソウルマトリクスとは、リンゴの精神状態を再現した空間で、リンゴが仲間たちとのソウルレベル(親密度)を上げ、相互理解を深めれば深めるほど仲間たちの過去を垣間見ることができ、ソウルマトリクスを深くまで探索することが出来ます。

ソウルレベルは、ストーリー内での選択や仲間たちとの交流の中でソウルレベルを上げていくことが出来ます。
次からは、良かった点、悪かった点、それぞれ紹介したいと思います。
良かった点
キャラクター、背景、UIなどがオシャレ

過去作は真女神転生シリーズのようにダークファンタジーよりでしたが、今作はどちらかというとペルソナシリーズのようにオシャレなデザインになっています。
会話時のキャラクターの表情が多種で、デザインもペルソナシリーズをプレイした方が続編だけれども入りやすくなっており、良いのかなと感じました。
シンプルなコマンド式戦闘バトル

バトルシステムは、RPGによくあるターン制のコマンドバトルになっている為、シンプルで分かり易く良かったと感じました。
ペルソナシリーズには、敵の弱点を突くともう一度行動が出来るバトルシステムになっていますが、本作では、敵の弱点を突くと仲魔がスタックされ、ターンの最後で敵に全体攻撃を仕掛け、スタックされた仲魔の数に応じて大ダメージを与えるシステムになっています。これを本作では「サバト」と呼んでいます。
システム面で痒い所に手が届く丁寧さ
システム面では便利な機能が多くあり、ストレスなくプレイ出来て良かったと感じました。

特に敵から特定の素材を集めたいなどでその素材を落とす敵とだけ戦闘したい場合に、サーチ設定を行うことでサーチ設定した敵がいる場合、エネミーシンボルの上部にアイコンが表示されるようになります。

他にもクエストで「悪魔〇〇を〇体倒せ」みたいなクエストがあった時、そのクエストを受注すると倒すべき対象の悪魔がいる場合もエネミーシンボルの上にアイコンが表示されます。
その為、ひたすらエネミーシンボルに触れて戦闘し、目的の敵が出た出なかったで一喜一憂する必要が無く、作業がかなり楽になるシステムになっていて良かったです。
悪かった点
ダンジョン探索が面倒くさい

悪かった点として、一番ストレスを感じたのはダンジョンが無駄に複雑な作りになっていることでした。
ダンジョンが大きく長いだけではなく、「!」マークが出ている個所が一方通行のワープになっており、全く違う場所に飛ばされたり、戻されたりして迷路のような作りになっています。
わざわざこのような作りにする必要があったのか、プレイ時間の水増し用ダンジョンなのかと勘繰りたくなる作りになっていてストレスを感じました。
因みに上の画像はまだマシな方で、これよりも「!」マークが多いダンジョンも存在しています。
主要キャラクターが少なく、悪魔も個性が無い
今作登場キャラクター自体は色々登場するのですが、少ししか出番がなかったり、すぐ退場したりするキャラクターが多く、パッケージにいるキャラクター以外はあまりストーリーに絡んでこないのが残念でした。つまり、パーティーキャラクターと少しのキャラクターだけということです。
また、悪魔についても、種類自体を過去作同様登場しますが、ボイスの使いまわしが多く、悪魔によってはボイスがあっておらず違和感がある悪魔がいたのが気になりました。
ヒーホー、ジャックフロストのように優遇されている悪魔を増やしてほしいです。
「デビルサマナーシリーズ」ではなくなった
過去作プレイ済みの私としては、タイトルから「デビルサマナー」が消えてしまったのが残念で仕方ありません。
「ヤタガラス」や「ファントムソサエティ」が出てくるのであれば、むしろデビルサマナーという職業を前面に出した方が良かった気がします。続編、ナンバリングとして出すのであれば尚更感じました。
業魔殿であったり、前作から受け継いでいる部分が数多くあるが、ただ名称を使いまわしただけで特に深堀されるわけでもなく、前作からの設定を利用したペルソナっぽいデザインの別のゲームになってしまっているのが残念でした。
まとめ

全体的に主要キャラクターが少なく、主要キャラクターが少ない関係でストーリーに盛り上がりがあまり無く、物足りなさを感じたまま終わってしまった。
前作の設定を引き継いでいる部分は多くありますが、ナンバリングタイトルとして弱く、「デビルサマナー」「ソウルハッカーズ」らしさがあまり無い、別のゲームと考えた方が良いかもしれません。
とはいえ、酷評されるような酷い作りのゲームという訳ではなく、デザインがオシャレで、システム面はしっかり作られていると感じました。シンプルなコマンド式バトルのRPGとして、普通に楽しめたゲームです。
ファンでなければ定価で買うには少し高いと感じてしまいますが、3000円、4000円で買うのは問題なく満足できるゲームだと感じます。
また、執筆時点ではXbox Game Passでもプレイできるため、月額1100円(初回100円)でプレイすることもできます。気になる方は、是非、購入・サブスクをご検討ください!