今回は、2024年1月26日にSEGAから発売された「龍が如く8」のレビューをしたいと思います。
概要
再びどん底から這い上がる男、春日一番と
人生最期の戦いに挑む男、桐生一馬。二人の主人公が繰り広げる、シリーズ最高のドラマを描いた超大作RPG。
龍が如く8公式サイトより引用
メーカー | セガ |
発売日 | 2024年1月26日 |
プレイ人数 | 1人 |
ジャンル | ドラマティックRPG |
CERO | D |
対応機種 | PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/PC |
特徴
最初に、「龍が如く8」の特徴について紹介したいと思います。
コマンド式+アクション式
本作は、龍が如く7と同様、コマンド式の戦闘になっています。
コマンドには「攻撃」「防御」「極技」「アイテム」などがあり、また「極技」にはQTE要素もあります。
それらに加え、本作からは画面上に表示されている輪の範囲を移動できるようになっており、路上の武器を拾って攻撃したり、バックアタック攻撃ができたりと自由度が上がっています。
W主人公のストーリー
本作では、前作7から引き続き「春日一番」と、1~6までの主人公「桐生一馬」のW主人公となっています。
主にハワイでは「春日一番」のストーリーが展開され、伊勢崎異人町では「桐生一馬」のストーリーが展開される形になっています。
新たな舞台・ハワイ
本作のメイン舞台は、ハワイが舞台となっています。
ただし、桐生編については、横浜・伊勢崎異人町がメインとなっており、エンディングノート関連で東京・神室町にも行きますが、メイン舞台はハワイとなります。
次からは、作品の感想について書いていきたいと思います。
評価
個人的★評価
ストーリー | |
グラフィック | |
サウンド | |
システム | |
総合評価 |
良かった点、気になった点
・メインストーリーのボリュームはかなりある
・サイドクエストやアクティビティもかなり多い
・戦闘のアクション要素が増え、戦略性が上がって楽しい
・過去作のネタバレがあり、8からは始めづらい
・W主人公で盛り上がりが分散されてしまっている
・システム面で不便な点が少々ある
以降、詳しく書いていきたいと思います。
良かった点
メインストーリーのボリュームはかなりある
メインストーリーをクリアするまでに、おおよそ60時間ぐらいかかるボリュームとなっています。
なお、サブクエストを始め、ドンドコ島やスジモンバトル、エンディングノートなどプレイすると100時間を超えるボリュームとなっています。
最近のゲームでは40時間ぐらいでクリアできるボリュームなのに比べて、過去最大のボリュームといって過言ではないでしょう。
サイドクエストやアクティビティもかなり多い
先述した通り、メインストーリーの他に過去作と同様、サブクエストやゲームセンター、将棋などを始め、ドンドコ島やスジモンバトル、エンディングノートのストーリー系など、数多くのイベント、アクティビティが存在しています。
上記以外にも遊び要素は数多くありますが、紹介しきれないので省略させてください笑
戦闘のアクション要素が増え、戦略性が上がって楽しい
コマンドバトルについては前作「龍が如く7」から変わらずですが、今作からはコマンド選択時に一定の範囲を自由に移動できるようになり、敵の背後を突く「バックアタック」や敵に近づいて攻撃すると近距離攻撃ボーナスを得られたり、移動してフィールドに落ちているアイテムで攻撃することもでき、戦略の幅が広がっていて面白かったですね!
また、仲間との絆を上げると攻撃時に一緒に攻撃してくれたり、倒れた敵に追い打ち攻撃をしてくれたりもしてくれる他、仲間のアイコン横にあるInfinityマークが溜まると主人公と仲間との超極技が発動できるなど攻撃の種類が多く楽しかったです!
気になった点
過去作のネタバレがあり、8からは始めづらい
同じナンバリングタイトルである「ファイナルファンタジー」や「ドラゴンクエスト」のように直接的にストーリーが繋がっていないシリーズとは異なり、「龍が如く」についてはストーリーが完全につながっているので、過去作のネタバレを受けることになります。
特に「龍が如く6」のネタバレが強く、個人的には「龍が如く1」「龍が如く6」「龍が如く7」をプレイしたほうが、より「龍が如く8」を楽しむために良いと思います。
※「龍が如く7」については、ゲーム内でストーリーを振り返ることができます。
その他の作品のネタバレは、「へ~、そんなことがあったんだぁ」と逆に興味が出てくる作りになっていると感じました。
W主人公で盛り上がりが分散されてしまっている
!!!少しネタバレ注意!!!
W主人公ということで、あるタイミングで春日一番と桐生一馬は別々に行動し、春日一番はハワイで、桐生一馬は横浜伊勢崎異人町でストーリーが展開され、クリアまで別々の行動になります。
その為、春日一番編クリア→桐生一馬編クリア→Cパートのようなストーリー展開になり、春日一番編クリア後、桐生一馬編が始まってしまい、春日一番編クリアの余韻もなく、感動が薄まってしまっていると感じました。
できれば、最終章で仲間全員が合流するストーリー展開の方が盛り上がったかなと個人的には感じました。
システム面で不便な点が少々ある
個人的にシステム面で不満に感じた箇所が2点ほどありました。
一つ目は乗り物に乗っている間の敵とのエンカウントについて、乗り物に乗ってる間も敵に感知されると戦闘になるので移動のテンポが悪くなりストレスを感じました。せっかくセグウェイ風の面白い乗り物があるので、乗っている間は敵とエンカウントしない方が良かったと感じました。
二つ目はレベル上げなどで使用するダンジョンでの階層移動について、次の階層への階段を見つけた場合、どこからでも次の階層へ移動できるようショートカットキーをマップ上に欲しかったと感じました。
ペルソナでは階層移動のショートカットがあるので、汚いペルソナらしく是非改善してほしいですね!
まとめ
いかがだったでしょうか。W主人公で過去最大のボリュームの「龍が如く8」。
新たな舞台であるハワイも新鮮で楽しめますが、桐生一馬編のエンディングノートでは過去作品の内容を追憶するシーンが多く、シリーズファンには懐かしくも悲しい、非常に楽しめる作品になっていると感じました。
「龍が如く7」から始めた人でも楽しめますが、より一層「龍が如く8」を楽しむためにも過去作品も是非プレイしてみてください!